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潜入!シナジー若手社員の一日に密着♪~加工部 嬉野さんの一日~

さてさて本日はシナジー若手社員の一日を密着したいと思います!!

 

本日密着する若手社員はコチラッ!

Name:嬉野 鑑(Kan Ureshino)

Age:20代前半と思ってたら28歳でした。

Department:加工部 切削加工課 第1Gr.

 

ん?見え覚えがあるって思った方は、よくシナジーのHPを見ていただいている証拠ですね!彼はホームページ内のインタビューコンテンツ「シナジーの社員に、根ほり葉ほり」(リンクが開きます)でインタビューに回答してくれている1人です!

 

そんな根ほり葉ほりされた加工部期待のエースの日常を丸裸にしてみたいと思いますっ!

 

起床

鑑さんの朝はやや早め。益城方面から通う艦さんは、通勤まで朝は約1時間かかる。TSMCの工場が稼働開始したら、ルート次第ではもっとかかるかもしれない。

そんな彼も今年で28歳。2児のパパとなった今、育児もしながら働く奥様を少しでもサポートするべく、朝は時間の許す限り子供の世話をしているという。

 

出発

鑑さんの通勤ルートは渋滞しがち。益城方面から通う鑑さんは7:10に出発しても会社に着くのは8:10以降だそうだ。そんな彼が車の中で聞く音楽は最近は優里の曲をよく聞いているらしく、たまにCHEMISTRYも聞くそうだ。余談だが、鑑さんは以前路上ミュージシャンをしており、当時はEXILEや三代目、CHEMISTRY、コブクロとったアーティストの曲を歌っていたようだ。
 

 

出社

まずは社内清掃。加工工場というとすごく汚れているイメージがある人もいるかもしれないが、シナジーの加工工場は清掃が行き届いており、非常に綺麗とよく言われる。仕事場はキレイな方が気持ちいいものだ。

 

朝礼

グループリーダーが誰に何を加工してもらうかを事前に割り振りしているため、朝礼のタイミングで全員に周知する。ちなみにグループリーダーは30代前半と若いながらも、これからのシナジー加工部を引っ張っていく非常に頼りがいのあるリーダーだ。

割り振られた加工図面とにらめっこをしながら、どの図面から加工していくのが効率が良いかを決めるのは鑑さん本人の仕事である。加工順を決める基準は加工者によって異なっているとのことで、鑑さんの優先度は①短納期品②加工レベルの高い(硬い)もの③加工難易度の低いものの順で加工をするそうだ。材料もなるべく同じ材料を連続して加工することで、途中で刃物を変えたりする時間を省くことができる。鑑さんの頭の中ではこの時既にドリルがぐるぐる回っているのだ。

 

前段取り

おおよそ本日の自分の加工スケジュールを決めたら、早速前段取りの開始。前段取りは加工プログラムの作成使用する刃物の変更バイス治具の取付、材料を探す、材料の固定などを指すが、これがまた時間がかかる作業なのである。金属を削っている時間はほんの1分のもので、前段取りに10分以上かかるものもザラにあるとか。実際に削るのは機械が行うが、この前段取りの手際というのが加工技術の差の1つであることは間違いない。

 

加工スタート

前段取りがある程度終わったらいよいよ加工スタート。加工自体は機械が行うのだが、機械の音(切削音やモーター音)、機械の振動切削した後の切子の様子など、チェックすることは多い。例えばモーター音がいつもよりも高音である場合は、高負荷がかかっている可能性が高く、プログラミングのミスや機械の故障を頭に入れ、機械を止める判断をしなければならない。放置してしまうと機械が壊れ、修理にウン十万~ウン百万とかかってしまう可能性もあるからだ。このあたりも加工ノウハウの1つとなるため、一朝一夕で身に着くものでは無い。ずっと付きっきりでいる必要はないため、基本的に1名で2台のマシニングセンタを扱っている。数物(数が多いもの)加工に関しては、パートタイムの方に材料交換等の段取り替えは行ってもらうが、プログラミングの作成などは鑑さんの仕事である。

 

休憩

タバコは吸わないが喫煙所のベンチで一息。他部署のメンバーも集まってくるので、ひと時の談笑タイム。

 

昼食

お昼は愛妻弁当もしくは愛夫弁当だ。共働きのため、家事は臨機応変に分担して行っている。令和の夫の鑑(かがみ)である。昼食を食べ終わったら、趣味のスマートフォンアプリ「プロ野球スピリッツA」に勤しむ。2015年にリリースされたこのゲームは、売上ランキング月平均で15位以内には常に入っている人気のアプリである。余談だが、5年間ずっと無課金を貫いていたようだが、最近奥様の許可のもと課金をし始めたようだ。あくまで公にはそのような回答をしているが、過去本当にずっと無課金だったかまでは聞かないでおこう。

 

加工再スタート

割り振られた図面の進捗、数物加工の進捗を見ながら、応援が必要な場合は早めにリーダーに報告する。時には、図面の寸法漏れや、図面に対する確認事項が発生する場合もある。その際は製図者(図面を描いた人)に問合せをする必要があるのだが、シナジーの加工部が加工する製品の大半が自社で製造している自動機用の加工品である。当然製図者もシナジーの設計者であることが多いため、徒歩1分で確認が行える

実はこの特徴が他にはない風景を生み出す。加工者にとって図面は絶対の”正”である。しかし、その図面が設備にとっての絶対の”正”かと言われると、そうでない”場合もある”。どういうことかというと、部品には公差(こうさ)と呼ばれる数字が存在する。公差とは簡単に言うと、ここからここぐらいの寸法であればOKですよーという許容値である。そして公差の数値が入っていない部分に関しては、一般公差というものが適用され、数値が入っている箇所よりも一般公差の方がゆるい(許容値が広い)こととなる。この公差が入っている所は、自動機の中では”絶対ずれてほしくない所”に使われることが大半であるが、加工をする上では許容範囲が狭いため、加工時間を長くかけたり、途中で刃物を変えたりと加工難易度や工数(コスト)がかかることになる。ここで設計者の気持ちになってみる。設計者はズレなくビッタリ作りたいというのが根底にある。下手に許容値を増やしてしまうと、自分の考えてたものよりもズレズレのものができてしまい、うまく機能しない可能性があるからだ。そうすると必然的に公差を入れるか入れないか迷ったら、公差を入れておいた方が時間的にも心理的にもよい。前述の通り、公差を入れると加工工数(コスト)は増える。また加工難易度が上がることで不良率も上がってしまう。そのため、シナジー加工者は、たとえばある1点の公差さえなければ時間半分以下になるけどなぁってと思う時には、設計者のもとに走る。設計者にその旨を伝え、詳細を確認してもらい、機能上公差を緩くしても問題ない場合は、図面を変更してもらい、全体工数の削減を行う

言っておくがこれはクレームではない。設計者は1台の装置を作るのに何百、何千という部品図を製図する必要があるのである。1点1点100点満点の図面を最短で描ける製図者は、世の中でどれだけいるだろうか。それぐらい設計者は大変なのだ。そしてこの加工者と設計者のコミュニケーションが、会社全体のスキルアップ・利益アップにつながると筆者は思う。私が社内で一番好きな光景であるため、是非この伝統は続けてもらいたい。

 

休憩

ここでもタバコは吸わないが、喫煙所のベンチで休憩。午前と違い、終業までの残りの業務に関する話題が増える談笑タイムだ。

 

終業時刻

鑑さんの仕事は一旦ここまでだ。今日は丸裸にすると言ったので、さらに突っ込んでみようと思う。最近の加工部の業務量は多いため、残業をする日も増えてきた。とは言え、シナジー加工部は2交代制を取り入れているため、どんなに遅くても20時には交代することになる。

 

帰宅

愛する家族のもとへ帰宅した鑑さんの最初の仕事は、分担した家事だ。小さい子供を寝かしつける奥様に代わり、静かに静かに洗い物洗濯を行う。その後、風呂に入り、夕食を取ったら、やっとゆっくりできる時間だ。愛する奥様と会話をしたり、プロ野球スピリッツA課金したり自分の時間を過ごす。

 

就寝

かわいい娘の寝顔を見ながら、明日も頑張ろうと床につく。

 

ブログをスタートしてから一番書くのに時間がかかったかもしれない今回の記事ですが、いかがだったでしょうか。広報だったらもっともっとよく見せるために色々脚色するものなのでしょうが、いかんせんユーモアが欠如しているので、そのあたりはご容赦ください。

 

あと今回の密着の途中、頼れるリーダーKさんから鑑さんの評価を聞いてみましたので、ありの~ままに~お伝えします!

 

Kリーダー「(鑑さんは)すごく素直です。それでいて、加工部に入った当初から変わらず、チャレンジする気持ちは非常に強いです。最近はどんどん技術もついてきているので、任せられることも多くなってきました。ただ1点だけ!素直すぎる!もっと自分が思ってることは強く表に出してくれると嬉しい。」とのことでした!

 

鑑さん!肥後もっこすな一面も大事かもしれんばいっ!

 

最後は万年美術の評価2の画伯Kによる鑑さんのイラストでお別れといたしましょう♪

 

See you next time~♪

 

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